代表ご挨拶

認知症高齢者や一人暮らしの高齢者の増加に伴い、成年後見制度の必要性は、一層高まってきており、その需要は更に増加していくことが、見込まれています。

 

このため親族や専門職ではないけれど、社会貢献への意欲や倫理観の高い一般市民が家庭裁判所の選任を受けて、成年後見人等となる動きがひろがっています。

 

私共の会は、文部科学省からの「社会人学び直し」委託事業である東大・筑波大共催の「市民後見人養成講座」の修了生が、市民後見人による法人後見団体を目指し、2010(平成22)年9月より始めた会です。

 

私たちは高齢化社会にあって、とりわけ認知症とは無関係ではいられない時代を生きていかなければなりません。こうした状況にあって、三多摩地域在住の市民が自主的に集まり、お互いに協力しあって、各地域において成年後見制度の啓発と利用促進を図り、安心して暮らすことのできる地域社会づくりに貢献できるよう活動をしております。

 

2016(平成28)年12月より、私の地元で「ラジオ体操事業ぴんぴんサロン」を立ち上げ「続けてくれてありがとう、これからもやめないで続けてね」と言われ2年が経ちました。社協のサロン登録をしていることで、包括支援・相談センター、コーディネーターとのつながりもあり、参加者にとって心強いものになっています。

 

セミナーに参加されている方から、「いつも良い情報を聞かせていただきありがとう、勉強させていただきます」と言われると嬉しいですね。こんな時続けていて良かったなーと思います。

 

当会目標は、社会福祉協議会が監督人としてバックアップをしてくれる市民後見人による法人団体になることです。 2016(平成28)年にNPO法人になり、早5年が経ち、新たな気持ちで会員一同力を合わせ目標に向かい頑張ります。

 

人は一人では生きていけません。この場所で安心して楽しく自分らしく生活するために、身近なネットワークづくりを一緒にやってみませんか。お待ちしています。

 

 

代表 川杉 芳枝